オオダイにのって思うこと その1~振り返る~

12日、節目となる誕生日を迎えた。
いつもなら、1年間の目標や、1年後の予想を立ててみる。
1年なんてあっという間。すでにリサイタル等予定が決まっているものもある。1年後はとっても近い未来。

しかし、10年後はどうであろうか。50歳のわたしは・・・・・。

では、10年前はどうであっただろう。この10年間、30代の私は何をしていただろう。
10年前の誕生日は、もう手帳が残っていないが、次女を妊娠中で、入院中だったかもしれない。父もまだ元気で、2歳の長女は実家に預かってもらった。

3月に修士を修了し、博士課程の入試に失敗してしまったので、純心時代からの長い学生生活を終え、どこかホッとしていたかもしれない。それでも春から夏にかけては、いくつかの演奏会があり、まだまだ藝大の先生方とお会いする機会も多く、学生気分でバタバタと過ごしたが、夏の初めに妊娠、すぐに入院ということになっていた。

ベッドからほとんど動けなかった。すべてがストップして、新しい命を守ることに専念していた30代の始まり。
その後も、30代は子育ての時代だったわけだ。

それと同時に、本当に自分のために勉強をした30代でもあったと思う。

大学の時は、何か学校から用意された発表の機会があって、それに向かってのレッスンであったり、先生に与えられた課題であったり、もちろん論文に必要な研究であったりで、追いかけられるように勉強をしていた。

30歳、主婦となった私は、勉強する必要もなく、発表する機会もなく、子供たちは小さい・・・・。
けれど、歌い、勉強したい!!と思い続けた30代であった。子育ての合間に勉強し、子供を母にお願いして、月に1度はレッスンに通い、レッスン代ぐらいにはなるようにと仕事もした。

お陰様で、思う存分勉強させてもらえたと思う。確かにオペラへの出演や、演奏の機会も多くなかったかもしれないが、コンクールや留学、リサイタルといった大きな機会も得ることができて、私としては存分に、十分に、いっぱい勉強してきたと思う。

そして、10年。気が付けば、子どもたちはもう小さくない。

そう言えば、この夏は10年前と似たような状況だった。

次女が、病気ではないが、手術が必要となり2週間入院をした。それに伴い、平日は私、週末は夫が交替で付き添い入院をしていたので、長女は実家に預かってもらった。
長女はもう中一なので、一人でも大丈夫かもしれなかったが、毎日部活でお弁当が必要だったし、家から中学までは徒歩30分かかるところが、実家からは5分。大事なコンクールに向けての体調のことも考えて、おばあちゃんと二人暮らし。

まるで10年前と同じ。でも10年前はおじいちゃんもいたのにね。

さて、ひたすら勉強をした30代を過ぎ、いよいよ40代。
もう私の中では、新年のブログで書いたように、新しい波は始まっていると思っている。

新年にも述べたように、上をめざす勉強から、今は、横へ、広く、そして深くである。
初心に帰り、新たな気持ちでの勉強。

これからは、今までの勉強を生かしつつ、視野を広げ、新たな関係の中に、また学ぶものを見つけて行きたいと思っている。
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by saori-kitamura | 2009-08-13 08:01 | あれこれ・・・ | Trackback | Comments(0)

ソプラノ歌手 北村さおりの日常あれこれと音楽活動のご紹介。 


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