合唱

近年の仕事で大きな比重を占めているのが「合唱」

ところが、私は合唱を知らなかった。

合唱部や合唱団に所属したことはない。

中・高生の時、合唱にはまったく興味がなかった。まだ音大進学も考えていないし、歌も始めていない。

大学では200人の大迫力大合唱で「ヴェル・レク」「カルミナ」「受難曲」などを歌っていた訳ですが、それも、将来自分がソロをやるかもってところに興味があるわけで、ソロのない作品を聴いたりはしない。

あ~!今、思い出しました。短大の時に合唱の授業ありました。
でも、まったく興味のない中で歌っていたので、あまり覚えていません。本番はありましたけれど・・・・・。何を歌ったかしら・・・・・・・。


やはり今になって、それでは仕事にならないのです・・・・・。

歌は歌でも、まったく違う世界のようなのです。

私には古楽器とマドリガルを歌うことなんて経験今まで一度もありませんでしたし、今後、外国作品の現代曲をバリバリ歌う機会も、たぶん多くはないと思います。やっぱり「声」って、1番歴史の古い楽器なんで、作品の時代が広すぎて、全てを専門性をもって演奏することは難しいと考えられています。

合唱曲も、マドリガルや宗教曲から、現代曲やアレンジモノまで幅広い。しかし、それを合唱人たちは、あまり抵抗なく、しっかり演奏なさる。指揮者もすごいよな~。

私にはまったく網羅できません・・・・・・・。


先日、学生たちの合唱の演奏会に行った。

グレゴリオ聖歌に始まり、自分たちでアカペラにアレンジしたポップスまで、様々な時代、スタイル、原語を、垣なく楽々と渡り、「響き」を求めて、どこまででも進んでいくかのようであった。

なんとも、頼もしく、美しく、軽やかで、華やかで、そして感動的であった。

私もこのままでは、頭でっかち、体ガチガチの口ばっかり「おばさん」になってしまう・・・・・・・・・・・・かも。

そんな危機感も、実は少々感じていたこの頃。私もフットワークを軽くして、思い切って合唱の世界に飛び込んで見ることにした。

メンバーとして歌わせて欲しいと、ご縁のある合唱団に頼み込んだのだ。
先方には迷惑なことだろうと思うけれど。

これが想像以上にきつい修行で、今まで何も知らなかった自分が恥ずかしくなる。また指導者としても、声のかけ方から指揮の振り方まで、指揮者の先生のすべてが勉強になる。

先日、その所属させてもらった合唱団に発表の場があり、初めての本番だった。暗譜が間に合わず・・・はじめから躓き気味だったけれど、Debrogoszの「Hallelujah,too」「Kirie」、指揮者である相澤直人先生の「ぜんぶ」、松下耕さんの「静かな雨の夜に」を歌った。

音程やバランスやタイミングなど、ソロの時には成り行き任せのところや、多少の癖は歌の味なり・・・みたいなところとか、気になりだしたら、自分の歌がとことん信用できなくなり、声を出すことの難しさと怖さを知った。

教えるより難しいよ・・・・・。
私が皆に要求していることを、実は自分でも出来ないよ・・・・・・・と、真実を知る経験なり。

しか~し、合唱にはお稽古があり、仲間がいるので、自分は信用できなくとも、指揮者と仲間を信じて思いっきり歌うことも学びました。

4月から、どんな授業ができるのか・・・・・少しはグレードアップしてたらいいな、と思う。
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by saori-kitamura | 2010-03-23 12:47 | 演奏会で歌った後に・・ | Trackback | Comments(0)

ソプラノ歌手 北村さおりの日常あれこれと音楽活動のご紹介。 


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