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5月の日記

5月28日(日)

日曜。午前中教会の礼拝でh-mollをうたいました。
午後は、練習。いよいよ本番が近づいてきました・・・のに今日も間違えたり・・落ちたり・・・まわりを巻き添えにしながら悪戦苦闘・・・・。

5月27日(土)

土曜はベルリン在住の先輩が来てくださいました。パスタマシーンをもって!!

12時半ごろから餃子作りスタート。こねこね・・・ふみふみ・・・。具もこねこね・・・・。

うどんも作りました。こっちはかなり踏み踏みしました。

子供達も手伝って、皮をパスタマシーンで延ばし、大人が包んで餃子完成。チーズも巻きました。バナナも巻きました。豚肉とマッシュルームのみそ炒めも巻きました。

美味しかった!!そして昼から飲みました。

夜は、うどん。パスタマシーンにカッターを付けてクリクリっとやりました。コシがあって美味しかった!そしてまた飲みました。

本当は先輩は楽譜を持ってきてくださるのが目的だったのに・・・お忘れになって・・・そして、もうひとりのラッパ吹きのゲストも貸してくれはずだったDVDをお忘れになって・・・かわりに高野豆腐の煮物をもってきてくれました。

みんな餃子のことで頭がいっぱいで、忘れ物しちゃったみたいです。

でも、そのぐらいおいしかったです


27日(金)

今日も子供達はお休み。4連休どこにもいけないので・・・ということで、今朝は贅沢にカフェで朝食を食べました。しかもwintergardenという有名なカフェで。

カフェのお庭で写真も撮りました。

最後の建物の写真はベルリン芸術大学・・・・のひとつBundesallee校舎。歌のレッスンは違う校舎ですけど・・・。中には市立図書館や大学のホールがあって、出入りは自由です。


26(木)

木曜日、合唱で知り合った友人宅に朝食に招待されました。湖畔のお家。Wintergarten(サンルーム)で素敵なおもてなしを受けました。ドイツではお客様に家の中を見せるのが習慣、10歳のお嬢さんがお家の中を案内してくれました。モチロン寝室、仕事部屋、バスルームも・・・・。ドイツの主婦は大変だ!!その間にお母さんは、コーヒーを淹れて、パンを焼いてくれました。ご主人は自家用ボートで、お友達と雨にもかかわらずお出かけ。庭から直接湖に。

とっても素敵なお家でした。

夜はまた合唱の練習。


21(日)

21日はStaatsoperに椿姫を観に行きました。ヴィオレッタはシェーファー。澄んだ歌声、完璧なテクニック、ちょっと高音が危なかったけれど素晴らしかった。ただ、演出上のことですが、ヴィオレッタの女性像がまったく見えない、聞こえないのはちょっと物足りないと思いました。泣けないな・・・・。ヴィオレッタはこの世の人間なのか、生きているのか、見えているのか、聞こえているのか、・・・・などなど曖昧になっていて、ヴィオレッタ自身も分かっていないよう・・そんな演出になっていたのです。しかしこの演出はシェーファーの歌声、容姿などによって成功したといえるでしょう。淡々とも思えるようなシェーファーの歌唱は、リートを歌うときも、感情が溢れたり、感情や表現が優先して声が破綻したり、独特の語り口があったり・・・・決してしないのです。

最後の息絶える場面も、通常のようにベットから起き上がり最後の力を振り絞って「わたしは生きるの!嬉しいわ!」と叫んでばったり息絶える・・・・なんて、ドラマチックではありません。

最後はヴィオレッタだけが舞台に残り、倒れることもなく立ち尽くし、照明が落ちて、蛍光白のドレスだけがぼんやり浮かび上がる演出。死んだというより、違う世界に行ったというか、消えたというか・

20(土曜日)

20日はまたUdkでコンサート。「シューマンとその周辺」と名づけられたコンサート、6時開演、11時終演のながーいコンサートでした。解説も入って、Devoyon先生クラスの生徒さんがピアノを担当し、さまざまな室内楽プログラムが組まれていました。私はクララ&ロベルト・シューマンの作品を歌いました。緊張はしたけれど、とっても楽しく歌えました。

それにしても、このクラスにはたくさん日本人の女の子がいて、しかも、チェロやホルンも日本人の男の子が演奏していて、しかも、他の生徒さんも韓国、中国・・・といった具合で・・・・・こんなにたくさんの日本人の学生を見たのは初めて(日本人学校をのぞく)・・・という濃さでした。

打ち上げも美味しい中華で・・・本当に楽しいコンサートだったので、今度は忘れずに写真あり。



18(木)

先週も相変わらず忙しい・・毎日でした。学校がなくなったので、午前中はパソコンで調べ物をしたりして、そしてあっという間に時間が飛んでいきました。新しい曲に挑戦しようと、図書館から毎回ごっそりとCDを借りてきて、パソコンに入れながら聞いています。図書館にはCD,DVD,ビデオ、楽譜等・・・おもちゃやボードゲームまであり、借りることが出来ます。折角なので、CDも楽譜も知らない名前のものから片っ端から借りて来てはコピーです。その中で今興味を持っているのは、Krenek、Szymanowski,Vaughan Williams・・・・など。肝心の楽譜がなかなか手に入らない。でも、いつもトナカイ(オペラサロン・・・そこで歌っていました)でも喋っていましたが、新しい曲を探して楽譜をめくったり、CDを聞いているときが一番楽しいのです。そして、見つけ出したお気に入りの曲をお客様にも紹介するのが私の仕事。有名なアリアを立派な声で歌ってお客様を喜ばせるのも大事なことだけど、私みたいな歌手がいてもいいでしょう?

17日はUdK(ベルリン芸術大学)のとあるVortragsabend(学内演奏会?かな・・)で日本歌曲を歌いました。直前の練習では結構いい声で歌えていたんですけど・・・自分の番まで結構長い時間客席で他の出演者の演奏を聞いていたのが悪かったようで・・歌いだしたらまったく声が出なくて、残念な演奏になってしまいました。折角日本歌曲だったのに・・・・・・。あんまりの出来なので・・写真なし。


週末練習

ベルリンから車で1時間弱、Blossinにて週末練習がありました。美しい田園風景を抜けて、湖のほとりの研修センターに到着。まだ紹介してませんでした。わたしのお世話になっているのは「Berliner Figuralchor]

すぐ練習。
お昼ごはん。練習。おやつ。練習。夕飯。練習。ビール。就寝。起床。朝食。練習。お昼。練習。おやつ。練習。終了!!!!

そして、また車に乗せてもらって帰宅。

ほんとに良く歌いました。31日の本番に向けていよいよ仕上げです。なのに、私はまだ間違えるんです・・・しかもでかい声で。本当にバッハは難しい。バロックを演奏する人は現代曲も得意なことが多いのですが、うーん、納得。バッハを勉強するということは、すべての時代にわたり音楽すべてを勉強するようなもの。まさに宇宙的。現代でもバッハを超える作曲家はいないのではないでしょうか。

ほんとに音が取れない。転調にうっかりすると乗り遅れて、シャープ落としたり・・・。

私はソりストで幸せでした・・・たった1曲2曲でお客さんから拍手がもらえるんですもの。合唱は大変。本当すごい。この合唱団と、オッペルトさんからは、本当にいろいろ勉強させてもらっています。

2日間、ドイツ語のみ生活。かなり口は滑らかになったし、分からなくても怖くなくなったし、間違ってもあんまり恥ずかしいとも思わなくなったけれど、やっぱりキツイ。

勉強がぜーんぜん足りないので、相手の発言を一発ではまず理解不能。もっと簡単に言ってよーと頼んでようやく理解。私が喋る言葉は、短い文、簡単な文法、多くは単語のみ・・といったサバイバルトークからなかなか抜け出せなくて、何のために語学学校行ってるのさ~!と、どこからか聞こえてきそうです・・・。それでも、親切な仲間達と楽しい時間を過しました。

写真は練習風景、休憩のひと時、ビールのひと時。

久しぶりに私の顔も近距離から・・・・・。

すごく太ったので、ジーンズがきつくてきつくて・・・一日中座りっぱなしで歌ってるのが辛かった。あれっこのセーター縮んだのかしら???短いなあ・・・ちがうよー腹が出てんだよ・・・・(撃沈)

でも、お食事にはおいしそうなドイツ料理が出て、しっかり食べました。夕食、朝食にはいろんな種類のパン、チーズ、ハムが並び、ちょっとね・・・と思いながら、色々試しているうち、結局いっぱい食べました。おやつにはケーキ。

そんな訳で、服がきつくて困るけど、やせることも難しそうな状況です。でも、ココはドイツ。私はまだまだミニサイズ!!

5月13日(土)
図書館で初仕事!

先週は頭が混乱し、疲れて体が動かなくなるほど忙しい週でした。まず、

月曜・・20日のVortragsabendのために、Kちゃんとあわせ。

火曜・・UdKでレッスン。

水曜・・Kちゃんと合わせ。その後夜7時から、h-moll。来月、ほかのChorが参加するワルシャワでのフェスティバルに、いつもお世話になっているChorのカントーア、オッペルトさんが指揮で参加することになり、私にも声をかけてくださって参加させてもらうことになったのです。そのための練習。その後、翌日の図書館での演奏会のための練習。

木曜・・カルチャーフォーラムで「”#$%#&$」(実は何のための講演だったんだかよく読んでないので分からないんですけど・・・戦争に関する人物だか・・なんだか・・・・)オッペルトさんに誘っていただいて、合唱メンバーから作られたアンサンブルメンバーとして、昨日練習した曲!!の演奏会。
言葉はなんだか難しくて、とても訳まで出来なかった。簡単な民謡調の曲に、講演のテーマの人物に関わる詩が付けられた曲のようで他のメンバーもモチロンはじめて歌う曲。曲と言葉を頭に入れて、すらすらうたえるようにするので精一杯。他の人たちは数回でもう出来ちゃうのに・・・・歌詞が昔の文字で書いてあるのもあって、読めないよー!!!とパニック。やっぱり私は外国人だーーーー!!それにしても、メロディーならまだしも、アルトやバスの人たちもスラスラ歌えちゃうのには驚いた!モンテヴェルディ合唱団というのだけれど、この人たちすごい。いつもの合唱団もすごいけど。

金曜・・・語学学校最終日。試験!!まったく準備できなかったし、聞き取り試験にいたっては今更どうしようもないし・・・。想像通り、聞き取りはまったくできなかった・・・私の単語数が少ないので聞こえてくる単語も少ない・・・・。回答も筆記なのでどうにもこうにも書きようがなくて、先生と苦笑い・・・。読み取り問題は、やはり筆記で回答するので、これまた難関。後は文法。前回の試験は全部マーク式だったけど、今度は全部筆記。・・・・・ため息だけでことばなし。

午後はKちゃんとあわせの後、UdkでピアノのDevoyon先生のレッスン。大変丁寧に見ていただいて、とっても勉強になりました。先生が見本で弾かれる音のなんと美しいこと!ほんのひとつかふたつの和音を奏でるだけで、お世辞にも綺麗とはいえない物置部屋のようなレッスン室が、一瞬にしてシューマンの空間にガラッと変わるのを感じました。

そんな一週間。さすがに時間的にも体力的にも子供達のお迎えまではこなせず、二人の同居人たちにも応援を要請し、家族みんなでなんだか忙しい一週間でした。

写真はポツダマープラッツ。講演会での演奏前。

そんな週末。帰宅後は、いつものようにM宅に。疲れた週末でした。

5月8日

金曜日の夜はNormaをSraatsoperで観ました。もちろん全幕を観るのは初めて。ノルマ役は急遽変更になりSusan Nerves。3日前に代役を探し始めて、何とか今日に間に合った・・・とわざわざ初めに挨拶があったとおり、調子は整っていないようで、舞台上で水を飲んだり・・声を詰まらせて止まったり・・・という場面もあったけれど、素晴らしい声、体、演技で圧倒されてしまいました。本当によく鳴る声・・というか体。こんな声を、そしてこんな発声法を私も身に付けたいな・・・と思わずにはいられないほどの素晴らしさ。
オペラ自体は、長いアリア、長い2重唱、そして合唱・・・と少々退屈な展開で・・・。とにかく歌手が命!声!声!声なのです。歌が流れなければ・・どうにもオペラは進まない。そして、いつも素晴らしいピット!このオケはすごい!ベルフィルにだって負けてない・・・と、私は思う!弦の音が情景を歌うたび、表情を持ちながらも常に明るく沸き立つように、そして綺麗にそろって、なにかが体にまとわり付いてくるような感覚。それなのに軽い・・・・。楽器吹きじゃないし、オケもたくさん聴いているわけじゃないけど、何か格好いい感想を言いたくなっちゃうような良さ。そして、管のソロ楽器の皆様だって歌って、泣いて、そして飛び立つように響き渡って・・・。すばらしい!!

そして土曜日はピクニック。再びWannseeへ。今回は船に乗り対岸のKlaudowへ行って来ました。郊外にあまり行ったことがなかったので、美しい町並みに大感動。日本人がイメージしているドイツっぽい町並み!ベルリン中心部はほとんど東京の感覚ですから。写真で子供達が遊んでいる花畑はたんぽぽ。小さな空き地が綺麗なタンポポ畑になっていました。その向こうは畑。何かな・・とうもろこしかな・・いちめんの緑。
そして湖畔でお弁当を食べ、とーっても美しい湖畔をかなり長く散策しました。途中には壁で囲まれた以前は貴族の土地だったところもありました。今は廃墟だけれど素敵な家に素敵な庭。本当に楽しい、楽しい、そして正しいドイツの5月を満喫するお出かけでした。途中道路に出てバスに乗り、今度はSpandauへ。この街も古い佇まいを残す石畳の町。我が家から地下鉄一本で便利なのに、初めての訪問でした。

今度はどこに行こうかなあ・・・


5月4日

先月末より新しい住人が私の家にやってきました。現在、私(ママ)、娘のなっつー、いーたん、そして、はじめから一緒に住んでいるYちゃん、新しい仲間Kちゃんの5人家族の大所帯。Kちゃんは私の次の年の日独リーダークライスの奨学生です。そして昨日は私の前の奨学生Mさんがベルリンにいらしているので食事にご招待しました。

日独リーダー・・のIFS奨学制度はIFSドイツ語学校に半年無料で通わせていただけるというもので、Yちゃんも私と同期の奨学生ですが私はベルリンに来るのがずいぶん遅くなってしまったので彼女とは一緒には学校には通いませんでした。私は文化庁の派遣員としてベルリンにやってきましたが、こちらの奨学制度も利用させていただいて語学学校に通っているのです。

さて、お食事のメインメニューは「ホワイトアスパラガス」。家から一駅行ったところに水曜日は市がたつので買ってきました。産地によって値段はバラバラ。奮発して一番よいのを買いました。皮のむき加減、茹で加減はさまざまなようですが、市場のおばさんは15分茹でると教えてくれました。長いと思うでしょ?・・・結構硬いんですよ。







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by saori-kitamura | 2006-05-30 17:56 | 過去の日記 | Comments(0)

ソプラノ歌手 北村さおりの日常あれこれと音楽活動のご紹介。 


by saori-kitamura