訳詩の感動

リサイタルのプログラムのための訳詩が出来上がって送られてきました。ドイツから・・・。

素晴らしい訳詩に感動しております。

当日のプログラムには、原語は付けず、訳詩のみをお渡しいたします。原語の響きは、どうぞ私の歌から、私の声から、響きからお楽しみいただきたいと願っています。

そして、今回作っていただいた訳詩、演奏前にお読みいただくお客様にも、演奏と共にお読みいただくお客様にも、演奏後、帰りの電車の中でお読みいただくお客様にも、そして、前にも、後にも両方読んで頂いたお客様にも、お楽しみ頂ける訳詩に仕上がっていると思います。すばらしい・・・・・・。

「詩」は単純に言葉ではなく、絵画でもあり、音楽でもあり、哲学でもあり、文学でもあり・・・・そして、時代や文化や、何より作者の人となりが香っている。

その全てを、訳詩に込めるというのは非常に難しいのだ・・・ということは、俳句や短歌の文化を持つ日本人、当然理解するところです。

だから、ついつい、訳詩は所詮訳詩だから・・・なんて思ってしまい、単語を日本語に置き換えただけ、意訳しすぎて言葉の表情が消えてしまった訳詩を読んでも、内容が分かれば、大意が間違っていなければ「よし」と考えてしまいがちであった。

自分で訳詩を作る時も、本をあまり読まない私のボキャブラリーはとっても乏しく、辞書に出てくる言葉しか使いこなせない。ああ・・情けない。そんな訳詩・・・・・。

今回訳詩をお願いした北さんは、その点、見た目(1行の長さや、漢字の比率)、響き、言葉の言い回し(文法的にドイツ語のままだと日本語では変なものなのです)も日本語として美しく、ドイツ語的表現(こんなときにはこんな動詞を使うのね・・とか)、ドイツ語だけじゃなくて、英語も、イタリア語もなんですが、いやみな感じがなく、自然に読み進んでいけるように工夫がされています。すばらしい!!

北さんはドイツ在住のピアニスト。私は歌い手。もしかしたら、専門家の文学の先生とは意見が違うのかもしれません。でも、私達(演奏家達はみんな?)は共通して持っている、感じている、知っている、歌曲の世界があるみたい。そこにびったりはまりました。

訳詩は、歌の内容を説明している補助的なもの・・・などと思っていてはいけません。今回の訳詩は、演奏会の一部です。

もうすぐ、解説もあがってくる予定です。きっとまたまた感動しちゃうに違いありません。

次回に続く・・・・・
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Commented by オリーブ at 2006-10-31 08:54 x
どのような詩なのでしょう。とても楽しみ!!どのような作者が、何を
どのように感じ、どう表現しているのか?興味しんしん!!
by saori-kitamura | 2006-10-29 00:48 | あれこれ・・・ | Trackback | Comments(1)

ソプラノ歌手 北村さおりの日常あれこれと音楽活動のご紹介。 


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