伝えるのは難しい・・わたしにとって感じることと考えること  ・・・

日本に戻り、以前の生徒達も戻ってきてくれて、ボチボチと自宅でのレッスンも始まりました。

しっかし、本当にレッスンは難しい・・・・。伝えたくても言葉に出来ないものもたくさんある。
ホントは教えたくない私だけの感覚も、何とかお互いの共通語を見つけつつ伝えようと努力してみるものの・・・・やっぱりむずかしい。
感覚で体が覚えたことを、言葉になかなかできないし、正直に言葉にしてみると、まったく馬鹿らしい非現実的な言葉になってしまうから・・・。

ある先生が、歌にも、歌手にも色々タイプがあるけど、君は感性の人・・・とおっしゃった・・・。

頭が足りないってことだったのかも知れないが・・・・。

こんな私のレッスン。
まずは、私の口から出た言葉を体で受け止めて欲しい。
感覚を、感覚で受け止める練習がまずは必要。

技術は理論に元付き訓練できるけれど、身につく、身につかないの差はその人の感性も大いに関係していると思う。

理論を並べたところで、本を読んでも泳げない人が泳げるようにはならないように・・・・・頭で理解しても、体が反応しなければ歌だって・・・・である。

ベルリンでの歌のレッスンは正直挫折感をも覚えるほどに絶好調には程遠かった。
しかし今思うことは、ベルリンで学んだことばかり。

ベルリンで出会ったことが自分にとても大きな影響を与えていて、日本での勉強では気付くことの出来なかったことばかりなのだ。
そのことを、いま、私自身も生徒に教えながら、もう一度自分の言葉で確認し、学び直している。

いくつかの体験の中で最も影響を受けたのが発音法のレッスンで、朗読・舞台語、呼吸法、詩の解釈、はたまた、体のエネルギーワーク、演技・演出などの体に関わること、舞台の上で必要となる全てのことがここではレッスンの対象で、日本にはないカリキュラムである。

本当に素晴らしい先生とめぐり合い、毎週、毎週通って、詩の解釈と詩の朗読を繰り返し、ついでに自分の不安や悩みもぶつけました(音楽以外のことも先生はやさしく聞いてくれて・・)。ベルリン芸大のG女史はいつも、「気持ちを楽に、楽しんで・・微笑が大事」とアドヴァイスくださり、声も体も顔もガチガチの私と鏡の前で微笑みの練習を一緒にしてくださいました。そして詩を声に出して味わう楽しみを伝えてくれた。G先生のほかにも、講習で出会った2人の先生(2人ともG女史の教え子で、主に俳優を対象にしたレッスンを大学でしているそう。お2人とも自ら舞台にも立つ)、たった数回のレッスンなのに私は大きな衝撃を受けました。

つづく・・・
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by saori-kitamura | 2007-03-12 18:04 | あれこれ・・・ | Trackback | Comments(0)

ソプラノ歌手 北村さおりの日常あれこれと音楽活動のご紹介。 


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