鑑賞日記

昨夜は「シュガーー&スパイス 風味絶佳」をテレビにて鑑賞。

原作は山田詠美。もちろん原作はすぐに読んだ。読んだ後、世の中の景色が変わって見えた程、心の引っかかる一冊だったので映画も楽しみにしていたが、つい見逃してしまっていた。

それにしても、主演の柳楽優弥は大した役者だ・・・・。一瞬の表情が写真のようにパシャリと記憶に残る。

やられた~・・・・・

映画を見終わった後、思わず原作をもう一度読み直してしまった。
原作の世界が実に美しく膨らんでいた。

ただ、まるで24時間テレビのドラマで流れるような音楽が、まあ、柔らかでほのぼのとしていて文句はないが・・・・ちょっとしらけないでもなかったなあ。ゆばーばそのまんまのグランマの毒消しには、このぐらいの味加減が必要だったのかも。

気に入った場面はいくつもあった。映像がきれいだ。原作を読んだ時の改行や行間の心地よさやゆとり、間・・といったものを、壊さず映像で補ってくれていた。かなり好印象。

監督:中江 功
テレビドラマ出身の人だけど、彼のドラマ作品のなかに「眠れる森」があった。
このキムタクと中山美穂のこのドラマ、映像も主演の2人も美しく、気に入ってみていたドラマだった。

・・・・「寂しい時は手を動かしているのが一番だろ?」

寂しい?そうか、これは、寂しいという気持ちだったのか。胸に詰まった絡まった塊を解きほぐしたら見えて来そうだと、不安に感じた正体は、それだったのか。

「一日に一度は寂しいと思うことって、人を愛するこつだろう?」・・・・

風味絶佳なキャラメルを舐めながらのグランマと志郎のやりとり。好きなところ。

・・・・男はタフで優しくなくてはいけない・・・問題はどこでタフになり、どこで優しくなるべきなのか・・・

女の子は「シュガー&スパイス」
ほんのり切ないラブストリーでした。

そしてCD鑑賞の感想も。

リタ・シュトライヒの芸術(10枚組み)を友人から借りて聞いている。何を歌っても、暖かく心地よく幸せにしてくれる歌声。近年の歌手の上手さ、巧みさとは別のもの。

その友人が、最近また別のCDをプレゼントしてくれた。とある日本人大御所歌手のもので、その歌声は、リタ・シュタライヒと同じような、癒しがあると気付いた。

やはり、愛される歌手とは・・・・・上手いだけじゃない。
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Commented by オリーブ at 2007-09-12 18:13 x
私は、”寂しい”というより、”哀しい”と思うことが多くなりました。”生きていること”の、あるいは、”生かされていること”の哀しさとでもいうのでしょうか。 映画 ”エデット・ピアフ”を今から楽しみにしています・
Commented by saori-kitamura at 2007-09-12 20:24
このお話は、18歳の少年の話ですからね~。まだ哀しさは・・・。

ところで、リサイタルのアンコール曲。ピアノソロの。プーランクの即興曲で
「エディット・ピアフをたたえて」とタイトルがついてるんですよ。
Commented by オリーブ at 2007-09-14 09:15 x
maeちゃんからその曲のMDをいただき、説明書を読んでちょっとびっくりしたところです。このような偶然がよくあるのです。
by saori-kitamura | 2007-09-10 10:21 | あれこれ・・・ | Trackback | Comments(3)

ソプラノ歌手 北村さおりの日常あれこれと音楽活動のご紹介。 


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