女の敵は女


オニババ化する女達~女性の身体性を取り戻す 三砂ちづる
を読んでいる。

女性の出産や性を通して女性本来の持つ力を考える本なのだが、大変興味深い話が多くて、たぶんこれから何度も参照することになるとおもう。

女性の敵は女性
私自身これまで何度も経験してきたことだ。

フェミニズムだのジェンダーだの・・とっくの昔から叫ばれていることだが、そのことによって、かえって世代によって、または境遇によって、育った環境によって、女性たちはお互いに葛藤を味わうようになったのかもしれない。

女としての体をいたわり、生かしていない女性は,女性の性と生殖に関わるエネルギーの行き場を失い、私達の世代も含め、日本は「総オニババ化」となると、彼女は言うが、ほんとにその通りだと思う。

おばあちゃんは、出産や子育てを通して、伝承に長けた人となり、やさしい「おばあちゃん」になるものだった。しかし、今はきつくて、恐いおばあちゃんが増えている・・・・。

自分の価値観、子育て論や、教育論、などなど信念を持った立派なフェミニズムを生きてきた女性の世代。それがちょうど私達の親の世代かな?母親からの伝承よりも、母世代からの脱却を目指した彼女達、その母親に育てられた私達、自由を手に入れるために、女の大事な生きるエネルギーを失ったらしい。


上の世代は、下の世代、もしくは同じ世代にでも?こんな風に思うものだろう・・

自分はやりたいことをがまんして、こんなに苦労して子育てや家事をしてきて、そして家族のために仕事もこなし、夫が家庭を顧みないことにも耐えて、だれからも女として扱われることもなく、それが正しいと思ってやってきたのに、他の人が簡単に人の手を借りて、要領よく、楽しそうに自分の人生を謳歌し、しかも、そんな人には友達もたくさんいて、何かしら才能のような物があり、家庭以外に世界があり、夫と仲が良く、しかも一緒に出かける男友達もいたりして・・・そんな自由許せない。

そんな具合に・・本来喜ばしいことが、ねたみに変わる。

しかし、オニババ化するのは女性だけではないと思う。
最近は「切れる大人」の問題が話題になっている。学校やデパート、どこにでも出没するクレーマー。電車でも些細なことで、声を荒げる大人。先日読んだ新聞記事ではうつ病も原因だといっていたが、日本国民総オニババ、オニジジ化しているのではないか?

そして、私自身も、子供達に、生徒達にオニババ化しないように気をつけなければ・・・・。
自分と比較することなく相手を認め、大事なことはもれることなく伝承していきたいと思うのであるが、
このお話は、さらにつづく。
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Commented by ゆかちん at 2007-09-13 12:05 x
本当、まさにオニババ化してますね...(汗)。かなり納得。
私も気をつけなければ!!
次回も楽しみにしています♪
Commented by オリーブ at 2007-09-14 09:31 x
つい最近、ある人と対話していて納得したのですが、”自分が認められると、周りの人々を認めることができる!!”ということ。認め、認められることで関係性が成立し、安心し、安定すると思います。今の社会は、”安全、安心、安定”が得られなくなっているのでしょう。結局、相手を思いやろうとする精神的ゆとりを何かに奪われているのだと思います。
by saori-kitamura | 2007-09-12 23:02 | あれこれ・・・ | Trackback | Comments(2)

ソプラノ歌手 北村さおりの日常あれこれと音楽活動のご紹介。 


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