中丸三千絵 ソプラノ・リサイタル そして映画
2007年 10月 03日
日曜の午後はパルテノン多摩小ホールのサロンコンサートへ。
中丸三千絵リサイタル。
まず感想からひとこと。
ステキでした。聴きに行って良かった。いい歌を聴いた。
彼女の歌声を初めてライブで聴きました。CDはほぼ全部聞いていますし、持っているものもあります。
超有名歌手の彼女、でもライブでの批評はこれまで様々。
だけど!
とっても誠実で、内面にいっぱい何かをお持ちの方に感じました。もう何百回も歌ってきたであろうアリアの数々。一曲一曲を丁寧に、尊敬の念を持ち、その曲を演奏する自分を小さき者と感じているかのごとく謙遜と誠意をもって舞台に立つ彼女を見ました。
高音は確かに危うく、声楽的技術にはベテランに有るまじき???と、思うところも無きにしも非ずでしたが、そんなものを良し悪しの判断の第一条件にしたくはない、と彼女が私に思わせてくれました。
プリマは、やっぱりプリマでした。
そして映画鑑賞日記を書こうと思いつつ、なかなかかけません。
最近鑑賞した映画(お家のソファーで・・・・ですけど)をまとめて紹介
「かもめ食堂」「バーバー吉野」え~・・・かもめ食堂は、淡白な映画でしたが、余白を女優達の空気が埋めています。こちらは黙って、静かに、そおっと、ニヤニヤっと楽しむ映画でした。
バーバー吉野も、ドカンと笑いが来るわけでもなく、だけど滑稽で、真面目におかしく、少年たちが純粋なお話でした。
新作「めがね」も楽しみですね。個性派女優達の存在感が、懐かしく、心地よく、そして憧れます。
「やっぱり猫が好き」また見たくなります。もたいまさこのお洋服はいつも素敵。
「うどん」おもしろかったです。それだけ。あんまり映画っぽくない。わざわざ映画館で見なくてもいいかなあ・・・といった感じではありましたが、面白かったことには違いありません。
「明日の記憶」コメント・・・できません。ぐいぐい来すぎて苦しいほど。私だったら、夫だったら・・・そう考えずに見ることは出来ませんでした。
え~・・・ケーブルテレビに我が家がつながってから、せっせと映画をソファーで見てます。見きれないので、日本映画を中心に。これまで映画をゆっくり見る人生を送ってこなかったので、今こそ!!と楽しんでいます。
今は映画でも、本でも、絵画でも、何でも面白がってみてますが、若い時はそうでもなかったのです。映画も見方が良くわからなかったし、本もあまり読まなかった。音楽を勉強したお陰かな、今はとっても面白い。
短大の授業で学生にも映画やオペラなどを見せますが、観察力や洞察力に問題あり、と感じています。
他の講座やゼミでも、見る力、読む力をつけるところから出発して訓練しないと、読み砕き、要旨をまとめ、自分の意見を述べる(うちは英語の学校なのでもちろん英語で)最終地点まで辿り着けないようです。うちの学校は少人数なので、結構先生方は目をかけ、手間をかけ、一人一人育ててらっしゃるようで、尊敬です。
芸術性がどんどん薄れ、音楽も演劇も、伝統芸能も、すべて娯楽(バラエティー)化していると感じるこの頃、私の愛する歌曲の世界を若い人に発信するのはなかなか手ごわそうです。
中丸三千絵リサイタル。
まず感想からひとこと。
ステキでした。聴きに行って良かった。いい歌を聴いた。
彼女の歌声を初めてライブで聴きました。CDはほぼ全部聞いていますし、持っているものもあります。
超有名歌手の彼女、でもライブでの批評はこれまで様々。
だけど!
とっても誠実で、内面にいっぱい何かをお持ちの方に感じました。もう何百回も歌ってきたであろうアリアの数々。一曲一曲を丁寧に、尊敬の念を持ち、その曲を演奏する自分を小さき者と感じているかのごとく謙遜と誠意をもって舞台に立つ彼女を見ました。
高音は確かに危うく、声楽的技術にはベテランに有るまじき???と、思うところも無きにしも非ずでしたが、そんなものを良し悪しの判断の第一条件にしたくはない、と彼女が私に思わせてくれました。
プリマは、やっぱりプリマでした。
そして映画鑑賞日記を書こうと思いつつ、なかなかかけません。
最近鑑賞した映画(お家のソファーで・・・・ですけど)をまとめて紹介
「かもめ食堂」「バーバー吉野」え~・・・かもめ食堂は、淡白な映画でしたが、余白を女優達の空気が埋めています。こちらは黙って、静かに、そおっと、ニヤニヤっと楽しむ映画でした。
バーバー吉野も、ドカンと笑いが来るわけでもなく、だけど滑稽で、真面目におかしく、少年たちが純粋なお話でした。
新作「めがね」も楽しみですね。個性派女優達の存在感が、懐かしく、心地よく、そして憧れます。
「やっぱり猫が好き」また見たくなります。もたいまさこのお洋服はいつも素敵。
「うどん」おもしろかったです。それだけ。あんまり映画っぽくない。わざわざ映画館で見なくてもいいかなあ・・・といった感じではありましたが、面白かったことには違いありません。
「明日の記憶」コメント・・・できません。ぐいぐい来すぎて苦しいほど。私だったら、夫だったら・・・そう考えずに見ることは出来ませんでした。
え~・・・ケーブルテレビに我が家がつながってから、せっせと映画をソファーで見てます。見きれないので、日本映画を中心に。これまで映画をゆっくり見る人生を送ってこなかったので、今こそ!!と楽しんでいます。
今は映画でも、本でも、絵画でも、何でも面白がってみてますが、若い時はそうでもなかったのです。映画も見方が良くわからなかったし、本もあまり読まなかった。音楽を勉強したお陰かな、今はとっても面白い。
短大の授業で学生にも映画やオペラなどを見せますが、観察力や洞察力に問題あり、と感じています。
他の講座やゼミでも、見る力、読む力をつけるところから出発して訓練しないと、読み砕き、要旨をまとめ、自分の意見を述べる(うちは英語の学校なのでもちろん英語で)最終地点まで辿り着けないようです。うちの学校は少人数なので、結構先生方は目をかけ、手間をかけ、一人一人育ててらっしゃるようで、尊敬です。
芸術性がどんどん薄れ、音楽も演劇も、伝統芸能も、すべて娯楽(バラエティー)化していると感じるこの頃、私の愛する歌曲の世界を若い人に発信するのはなかなか手ごわそうです。
by saori-kitamura
| 2007-10-03 15:41
| 演奏会に行った後に・・
|
Trackback
|
Comments(2)