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E.ディキンソンとA.コープランド

9月28日(月) 浜離宮朝日ホール

佐竹由美ソプラノリサイタル
英米歌曲シリーズVol.1
ピアノ:江口 玲

月曜は秦野へ行く日で、学校から直接向かってギリギリという時間。当日になっても、行こうか、やめようか・・・と迷っていたのですが、気になるなら、行ったほうがいい!!と自分に言い聞かせ、小田急を新宿まで耐えた。遠いと思っていたが、南北線のお陰で、スムーズに浜離宮にたどり着く。

地下鉄を降り、当日券を買わないといけない・・・・と急いでいると、あら!!朝倉先生!!!!
ご挨拶をして、急ぎの説明をして失礼しようとすると、「チケットなら、佐竹さんから預かってるのがあるわよ」とのこと。

それはうれしい!と喜んで、開演まで少し時間もあったので、先生と並んでサンドイッチを頬張る。
友人のあこちゃんや、かほるさん、その他先生のお弟子さんたちも一緒になり、やっぱり、今日は来るべき演奏会だったと悟る。

久しぶりの朝日ホール。聴きやすい、いい響きのホールだ。

演奏は、それはそれは素晴らしい演奏でした、自分のリサイタルも含め、研究発表演奏を兼ねたようなプログラムでの演奏会(いやいや、誰もが、いつでも、日頃の成果を発揮すべく、研究発表には違いないのだが・・・・)では、感動や共感を伴う演奏を目指すというのは、なかなか難しいと感じる。

未知への興味を刺激することや、チクルスなどで全曲並べて演奏されることの意義への満足感や、その他、テキストや作曲家の背景に関わることなどの知的好奇心の満足の上に、純粋なる声への共感や、曲の世界への感情移入なども伴い、「いい歌を聞いた」という満足を得るには、高度の演奏技術、高度の音楽的解釈力、高度の文学的解釈力と伴わなくては難しい・・ということなのだが、

素晴らしかった。

ここで、また、ぜったい聴くべき演奏であったと悟る。


よかった、よかった・・・と思いながら、尊敬すべき演奏者にご挨拶をすませ、帰ろうというとき、

「よかったら、皆でお寿司でも」

っと、先生からのお誘い。

久しぶりに先生とゆっくり向かい合ってお話をして、同級生あっ子ちゃんと、同じような悩みと戦っている(笑)仲間同士励まし合い、慰め合い・・・・大学の若い後輩達とも席を並べて楽しい時間を過ごした。


あ~~~~~、本当に、来て良かった。。。。。。と思ったのでした。

一歩踏み出せば、こんなに素晴らしいことが待っている、と、そんな風にも感じたのでした。
by saori-kitamura | 2009-10-08 16:14 | 演奏会に行った後に・・ | Trackback | Comments(0)

ソプラノ歌手 北村さおりの日常あれこれと音楽活動のご紹介。 


by saori-kitamura